2015年 09月 23日
りんごとくるみの土地 |
はーい、わたくし、ただいまコルマールにおりまーす。さてどこから書いたらいいものやら。。。
Colmarはアルザス地方の小さな街。「アルザスはねー南と全然違うよー」とみんなに脅されて(?)きたのだけど、ほんとにちがうー、別の国に来たみたい。
この付近に来るとまず家の形が違う。南は石の壁で平屋が多くて屋根も赤茶色のレンガみたいのなんだけど、ここはとんがり屋根で瓦がタイル?なの。(雪が降るからかな)そして木で出来てる家が多い。
人たちもなんかおとなしくてきちんとしてる感じ。え、ドイツ語をしゃべってる?と思ったけどアルザスの方言みたい。(実際にドイツ語でしゃべってる人もいる。ドイツ人観光客も多いし)川の向こうはドイツなんだものねー。フランス語をしゃべるドイツ人みたいな感じ?街の名前もねードイツ語みたいだよ。なんとかハイムとかなんとかベルグとか。。。
最初の2週間はコルマールから車で15分くらいのソルツバックという小さな山間の村で、だんなさんの同僚のお家に居候したのだけど、スイスの山小屋風のお家が谷間にぽこんぽこんと建っている有様は、同じフランスとは思えないほどだった。
そして植生も違う。南が「いちじくとアーモンドの土地」としたら、ここは「りんごとくるみの土地」。庭やら教会の裏やらにりんごの木が植わっているのだけど、実がぼとぼと地面に落ちてる!!だれも拾わないのねー。さっそく拾ってかじってみたら渋くなくてちゃんとおいしいの。もちろん虫に食われてたり実も小さいのだけれど、もったいなーい。
ホストの奥さんはオランダ人なのだけど、彼女も「だれも取らないから、拾ってきてタルトやジュースを作るのよ」と言っていた。
私も、アパートに引っ越す日の朝、バッグに詰め込んで来てさっそくアップルコンポットを作りましたよー。先週末もりんごを摘みに行っちゃった。
8月に南から引っ越すときに心残りだったのは、いちじくやプラムやアーモンドがまだ熟してなくて採集出来なかったことだったのだけど(笑)りんご摘みのおかげでちょっと心が明るくなった私だったのでした。
by helebore
| 2015-09-23 17:15
| Colmar
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